ギャンブルにまつわる2つの社会的コストとは?

暇つぶし、趣味、仕事と、人によってギャンブルとの向き合い方は様々です。ギャンブルは世界的な広がりを見せており、合法化されていない国でも罪に問われるリスクを犯してまでギャンブルをプレイしようとする人もいます。重度の依存症を抱え、何日も家に帰ろうとせず、食事や睡眠を犠牲にしてギャンブルをプレイしてしまう人もいます。これらはギャンブラー個人にとっての悪影響ですが、ギャンブルにおいては社会的コストも発生します。 

ギャンブルに関する最も大きな社会的コストの1つは、犯罪の増加です。カジノや賭博場における問題は、大抵の場合警察等の介入によって速やかに解決されますが、時には問題が必要以上に長引く場合もあります。軽微なものから深刻なものまで犯罪の内容は様々ですが、時と共により頻発するようになっていきます。その理由も、借金や嫉妬、ヘイトクライム、他のギャンブラーとのいざこざまで様々です。 

生活の破綻や借金も、ギャンブラーがギャンブルをプレイし続けることによる社会的コストの1つです。人々はギャンブルで利益を出すのは簡単だと思いがちですが、お金を失うリスクもあるということは忘れがちです。ギャンブルは運のゲームなので、勝つか負けるか予想が付かないものです。 

そうしたコストの中には、ギャンブラーの親しい人にとっての感情的な苦しみや、彼らとの別れといった形で現れるものもあります。大事な家族がギャンブルに取り憑かれてしまうことは心の痛みやトラウマを引き起こし、どこで間違ったのか、なぜこのような状況になってしまったのかと考えさせることに繋がります。ギャンブルが引き起こす悪影響は、本人だけでなく彼らを愛し、気にかけている人々にも及ぶのです。 

ギャンブルのもう1つの社会的コストは、過剰にギャンブルにのめり込んでいる人間の生産性の低下です。彼らはこなすべきタスクに集中できず、ギャンブルのことばかり考えがちです。別のことに頭がってしまうので、今やるべき仕事に集中できないのです。また、前回のギャンブルの勝ち負けは彼らにとって重要なので、そうしたことを考えてしまって集中できないということもあります。 

そして、ギャンブルに関する最もありがちな社会的コストは、病理にまつわる問題です。ギャンブルへの衝動をコントロールできないプレイヤーにとって、その緊張を解きほぐすための方法はギャンブルを続けることしかありません。つまり、ギャンブルを止めるとギャンブルをしたいという願望がより強くなり、それが心身にストレスを引き起こすのです。これは、多くの場合本人には自覚のない依存症です。 

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